自閉症児を守る!ヘルプマーク・ヘルプカード。どれくらい普及している?

療育保育園に通ってから「ヘルプマーク・ヘルプカード」の存在を知りました。

ヘルプマーク・ヘルプカードとは

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方、発達障害や知的障害など、外見から援助や配慮を必要としていることが分からない方がいます。

そんな方のためにつくられたのが、「ヘルプマーク」なのです。

そうした方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるように東京都が作成したマークで、平成29年7月にJISの案内用図記号に採用され、全国に普及が進んでいます。

姫路市では、市内在住の方に、兵庫県が作成したヘルプマーク・ヘルプカードを交付してもらえます。

交付対象者

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方、発達障害や知的障害など、援助や配慮を必要としている方

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交付窓口

市役所の障害福祉課で行う事が出来ます。

場所によっては近くの保健センターでも交付をしてもらえます。

申請方法

交付窓口へ「交付申請書」を提出します。

交付申請書は、役所の窓口で貰う事も出来ますが、市役所のHPからでもダウンロード出来るようになっています。

この用紙に記載して、郵便・FAX・メールでも受付を行って貰えます

窓口へ直接提出した方はその場で、「ヘルプマークとヘルプカード」を渡して貰えます。

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注意

交付は無料ですが、一人1枚まで決まっています。

交付の申請に手帳の提示や写しは必要ありません。

使用方法

  

ヘルプマーク

  • かばんに装着する等、身につけることで、外出先で周囲に援助や配慮を必要としていることを知らせます。
  • 氏名や連絡先、必要な援助・支援等を書き込んでマークに貼り付けることができるシールが同封されています。
    そのシールに配慮を必要としていることや、緊急連絡先などを記載します。
    所持者の個人情報を含む内容を記載される際は、ご本人とご家族で十分に話し合い管理もしつかりしておく必要があります。

ヘルプカード

  • 氏名や連絡先、必要な配慮等を書き込むことができるようにしてあります。
  • 配慮等を求めたい場面で提示し、必要な配慮や援助の内容を相手に知らせることができます。
    (例:アレルギーの内容を伝える、体調の急変時に病院への連絡を依頼する、災害時の誘導を依頼する)

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ヘルプマークを身につけた方を見かけたら

公共交通機関では、席をお譲りください。

外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。

また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。

駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。

交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。

マーク等に記載された内容に従って配慮・支援をお願いします。

マーク等には「アレルギーの内容」、「ゆっくり話をしてほしい」、「体調の急変時には病院に連絡してほしい」「パニックになったら静かな場所へ連れて行って欲しい」など、マーク等を見た方に希望する配慮・援助の内容が記載されています。

災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。

視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由等により自力での迅速な避難が困難な方がいます。

ヘルプマークはどれくらい世間に知られている?

「ヘルプマークについて知ろう!」チラシ

電車に乗ると優先座席の窓に、様々なマークが貼られています。

このように日常で見る、障害者や配慮が必要な方へのマークというのは認知されてきていますが、「ヘルプマーク」というのは、障害児を持つ私も最近知りました。

という事はほとんど世間には浸透していないと思います。

ヘルプマークを持っている方も、周りの援助が必要です。

少し声を掛けられるだけで、安心します。

ヘルプマークを付けている方が困った様子であれば、一言勇気を絞って声を掛けて欲しいと思います。

これからもっともっとヘルプマークが日本中に浸透していく事を願いながら、私も様々な形で、広げていこうと思います。

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