自閉症児が自傷行為をする理由とそれを止めさせる方法とは?

ぴのちゃんが自傷行為を始めたのは、2歳になる頃でした。

それまでは、何か不安な気持ちになると泣くだけでした。

ぴのちゃんの最初の自傷行為

2歳過ぎた頃からちょっとずつ喃語(あぁ~・うぅ~・たぁー!)が出てきました。

ぴのちゃんなりの表現を始めたのだと思います。

これも凄い成長を感じたのですが、周りの大人へ自分の気持ちを伝える事が全く出来ませんでした。

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そして、自分の気に入らない事が起きた時、何かしてほしいけど言えない時、急にオデコを机にぶつけ始めました。

初めて見た時は衝撃すぎて言葉にならなかったです。

大声で泣きながら、オデコを机にかなりの強さで打ち付けているのです・・血が出た事も何度もあります。正直怖かったです。

自傷行為を止めようと色々な事をしました

一度自傷行為が始まると、気持ちが落ち着くまで続くので、いくら親が止めようとしても無駄です。

私は、いかにぴのちゃんの怒りや悲しみを起こさない様にするかを考える日々でかなり疲れました。

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自傷行為が始まった時のために、机の角という角には全てスポンジを付けて事前の対策も行っていました。

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自傷行為を行う理由

3歳になった頃も自傷行為はありました。

以前に比べたら断然減り、ぶつける強さも自分で加減するようになりました。

療育保育園で「自傷行為」に悩むお母さんは多く、先生から理由について教えてもらいました。

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それはその表現方法しか知らないからだそうです。

自傷行為を止めさせる方法

それは「自傷行為をしていたとしても構う事はしない」です。

自傷行為は、その子の表現方法なのです。

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これをすればお母さんが飛んできてくれる。そう思うみたいです。

そうする事で、それ以外の表現方法を取得しようとしなくなるので、親は心を鬼にして、無視を貫く事が必要だそうです。

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ぴのちゃんの表現方法(当時3歳0か月)

ぴのちゃんの表現方法は、ほとんど「クレーン」です。

対象物まで私を連れて行ったり、私の腕を持って欲しい物を触らせます。

最近は、欲しい物を持ってくるようにもなりました。

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この「クレーン」を取得してからは、自傷行為が一気に減り、ほとんどしなくなりました。

究極に悲しいときや悔しい時は、頭を軽く打ち付ける程度で、痛いと思うのかすぐに止めています

表現方法を増やす方法

これはやはり月齢が上がらないと難しいのかなと感じます。

ぴのちゃんの場合は、教えるという事が出来るようになったのは2歳からでした。

あとは、何度も何度も同じ事を伝える事です。

ぴのちゃんは勝手にクレーンが出来る様になった訳ではありません。

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2歳からクレーンを教え続け、出来たら褒めるを沢山繰り返していきました。

自閉症児は、自分から学ぶという事はなかなか難しいです。

お互いのためにも、まずは家族間だけでも理解できる表現方法を教えてあげる事が必要だと思います。

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まとめ

自傷行為は本人にとっても家族にとっても良いものではありません。

少しでも早く自分の表現方法を獲得させてあげる事が、お互い幸せに暮らせる方法なのかなと思います。

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