自閉症とはどんな病気?何種類に分類され、それぞれどのような特徴があるの?

自閉症と一言にまとめていう事があると思いますが、自閉症にも細かく分類されています。
今回は、それぞれの種類と特徴を説明したいと思います。
自閉症の種類

自閉症には、大きく4つの分類に分かれます。
- 自閉症
- 高機能自閉症(アスペルガー症候群)
- LD(学習障害)
- ADHD(注意欠陥障害)
と分かれます。
それぞれには、同じようで、微妙に違う特徴があります。
それぞれの特徴を説明したいと思います。
自閉症の特徴
主な特徴
- 想像力を働かせたり、他人の気持ちを理解する事が苦手。
- 聞いた言葉は残りにくいが、見た文字はよく覚えている。
- 人の話を聞きながらメモを取るなど、同時に2つ以上の事をするのが苦手。
- 一つのことに興味や関心の焦点が当たると、他のことは見えにくくなる。
- 「もし~」という仮説の話や、「まるで~のようだ」という比喩を理解するのが苦手。
- 興味や関心が次々に変わる一方で、一つのことに固執、執着、強いこだわりがある。
- 能力や感覚の発達や得意、不得意に偏りがある。
他にも様々な特徴はありますが、上記7つが「自閉症」の主な特徴です。

まさにうちのぴのちゃんは、全てに当てはまると思います。
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高機能自閉症の特徴
「自閉症」に対して、高機能自閉症というのは、知能の発達は遅れていない(知能指数70以上はある)か正常で、たとえ遅れがあるとしても、ごく軽度であるが、「自閉症」の特徴がはっきり、強く出ているという場合に「高機能自閉症」=アスペルガー症候群という言い方をします。
よって、高機能自閉症(アスペルガー症候群)は、知的発達の遅れがなく、かつ自閉症の特徴のうち、言葉の遅れを伴わないものと考えてもいいかと思います。

これは、「広汎性発達障害」に分類されるものです。
LD(学習障害)の特徴
主な特徴
- 落ち着きなくよく動き、注意が散りやすい。
- みんなと遊べない。
- 集団場面での理解が悪い。
- 仲間との集団行動が苦手でよくトラブルになる。
- 相手の立場や気持ちがよく分からない。
- 不器用で運動が嫌い。
- 先生の話を集中して聞けない。
その結果・・・
- 読む事が苦手
- 書く事が苦手
- 自分の考えをまとめて話す事が苦手
- 算数の九九を覚えるのが遅い
- 計算が苦手

という事になり、学習態度が形成されにくくなると言われています。
これも根底には「自閉症」があると思います。
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ADD・AD/HD(注意欠陥性障害)の特徴
学習面の障害があるなしに関わらず、集中力がなかなか持続できず、衝動性が大きい場合は、ADDと言われます。
さらに、それらの落ち着きがない多動性が加わると、AD/HDと呼ばれます。
主な特徴
- 学業や仕事に不注意が多い
- 課題や遊びが持続しない
- 話しかけられてもよく聞いていない
- 指示に従わない
- 課題を順序立てられない
- 精神的な努力を伴う事をするのが嫌い
- 物をよく無くす
- 刺激にすぐ気を奪われる
- 毎日必ずやる課題をしばしば忘れる
- 手足を絶えず、そわそわ、もじもじと動かせていないと気持ちが落ち着かない
- 座席を立ち上がったりする事が多い
- 走り回る事が多い
- 高い所へよく登りたがる
- 静かに遊べない
- じっとしていられない
- しゃべりすぎる
- 質問が終わる前にこたえている
- 順番を待てない
- 他人を妨害したり、邪魔をする
このように特徴が多ければ「AD/HD(注意欠陥性障害)ではないかと言われます。
まとめ
このように、4つの特徴をみると、似たような特徴を示していることが多い事が分かります。
特に最近はAD/HDの子供たちが増えてきているとも言われています。
ぴのちゃんは、どの種類の特徴も当てはまりそうです。
なので総合的に「自閉症」と診断されたのだと思います。