自閉症(発達障害)は0歳児から分かる!「ジョイント・アテンション」とは?

0歳(自閉症)のぴのちゃんの特徴
- 親に関心がなく、親が居なくても平気
- 動物や動くものに全く興味がない
- 笑顔が少ない
- おもちゃに関心がない
- 1日中テッシュを千切っている
そのころは、この子はお姉ちゃんとはまた違った性格なのかな?個性なのかな?
というくらいにしか思っていませんでした。
主人も周りの人間もこの子の異変には全く気付いてあげれませんでした。

そこには無知という言葉が存在していたからです。
前にも無知ほど怖いものはないというお話をしました。
まさにその通りだと今では痛感しています。
0歳からでも発達障害の可能性を発見できる!
普通子供が発達障害かどうかを判別されるのに、言葉の遅れから指摘される事があります。
健常児であっても言葉が出てくるのは1歳なるくらいからですが、本当は言葉以前に分かるそうです。
これは0歳の頃から既に発達障害特有の事が現れているからです。

それが「ジョイント・アテンション」なのです。
私もこの言葉は、ぴのちゃんが自閉症の診断が下されてから知った言葉です。
これは、「共同注意や共同注視」と言われて、相手と自分の感情を共有しようという力です。
発達障害を持つ子供は、この力が無いか、とても弱いのです。
我が子を例に挙げると、「ぴのちゃんワンワンだよ~」と指さして教えても、健常児であればそれに対して「あ~あ~」や「ワンワン」くらいの簡単な言葉を発すると思います。
そして、親の顔を確認して、一緒に見ようという気持ちがあると思います。
ぴのちゃんの場合、無反応でした。
それどころから指さす方向すら見てくれた事がありませんでした。
どこか一点を見ているか、自分の指を眺めていました。

今思えばこれは明らかに発達障害の症状が出ていました。
健常児との違いは、この差が一番大きいというところにあります。
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発達障害児は「ジョイント・アテンション」がとても弱い
通常であれば、子供にとって親と何かを共有して楽しみや喜びを感じるものです。

ところが発達障害の子は、一人で何かをしたり、見たりする事が多いのです。
それは、他人と何かを共有し合う事で喜びを大きく感じるという事が極めて弱いからなのです。
つまり、「ジョイント・アテンション」が弱いので、自分だけの世界で何かをする事が多くなってしまうのです。
「指さし」
よく、発達障害の見極めに言われるのが「指さし」です。
この行動は、「ジョイント・アテンション」が現れた形なのです。
「指を指す」というのは、「あなたも一緒に見て!」という事を訴える気持ちからでる行動です。
まだ言葉が足らない子供たちの手段の一つなのです。

発達障害を持つ子は、「他人と何かを共有したい」という気持ちが弱いため、「指さし」が非常に遅くなるか出ない子もいるのです。
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まとめ
ぴのちゃんは2人目の娘だったので、お姉ちゃんと比べて「あれ?」と思える事も沢山ありました。
でもこれが一人目なら、何も疑わずに、「うちの子は」少し他の子と比べて遅いのかな?そもそもそんな事すら思わなかったかもしれません。
ある程度の知識があれば、早いうちから疑う事が出来、専門機関へ相談に行く事も可能かと思います。
我が子がいきなり診断されるより、自分自身の知識も少しずつ蓄えていれば、いざ診断されてもそれだけの覚悟も出来て、次々前へ進めると思います。

私みたいに、診断されてから動き出すというのは、結構な時間を費やす事にもなり、自分の精神面もついてきません。
一番大切な我が子がそんな障害があっても、強く逞しく社会で生きて行けれるように育てるのが親の役目でもあると思います。
それは健常児であっても同じです。
産まれた時から親の役目は始まっています。
悩むのは数日にして、早く切り替えると楽しい事が沢山あります。

一人で悩まず、たくさんの友達を作って、明るい未来に向かって一緒に歩きましょう!