自閉症の子供を救う、出張カウンセラー奥田健次さんのカウンセリングとは?(有効な療育とは)

テレビ番組で「出張カウンセラー 奥田健次さん」について放送されていたので、その内容をお話したいと思います。
カウンセリングの様子
カウンセリングで始まったのは、まず子供が喜ぶお菓子を用意。
最初はシール貼りから。
全てに貼れたら、ご褒美でお菓子がもらえる。
これを繰り替えす。
次に模倣の訓練。
動作の真似が出来るようになると口の真似が出来るようになり、言葉に繋がるという。
ただ遊んであげ一緒に過ごすことで勝手に言葉が出ると思ってはいけない!
こどものわめきの要求に答えると、それはマイナスになる。
プロント=補助でもいいので最初は、真似を導くように子供と接していく事が大切である。
好子(こうし)を使う方法
好子とは奥田のカウンセリングのやり方です。これは行動分析学の一種です。
注目するのは心では無く、行動にあるという。
これには本当に驚きました。普通の子であれば心にアタックできるが、自閉症を抱える子供はまず行動にアタックする必要があるという事です。
今まで、どうにかして分かってもらおうとして行っていた私の行動は、うちのぴのちゃんには意味不明の事だったのだと思いました。
奥田の言う「好子(喜ぶもの)」というのは、自発的に行動した時にそれが報いとして受けられるものであり、やらなかったら貰えない、それは本人の自由である。
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行動分析学によると、
人は行動した直後に嬉しい事が起こると、その行動を繰り返しやすくなるという。
奥田はこの法則に基づいて自閉症の子供のトレーニングに「ご褒美」を用いている。
この子は出来る子だと確信をもってする
これは親自身の意識を変える必要があります。
自分の子はこんな障害があるから、どうせ出来ないと諦めている方も少なくないと言います。どんな障害を持っていても、その子を信じて、行動を取れば必ず出来るようになります。
自分を信じてくれるのは親しかいません。親が諦めてしまうと、その子の将来や人生はそこでストップしてしまいます。
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まとめ
我が子が将来、一人でも生きていけるように、この世界が「いい場所である」と感じながら生きていけるように、伸び伸び育ててあげる事が我が子に出来る最高のプレゼントだと思います。
我が子を良い大学に入れたいからとか、自分のエゴを子供に押し付けてしまう親御さんもいるかもしれません。
しかし、それは誰のためなのか今一度考えて欲しいなと思います。
健常児よりも少しハンデを負った我が子が、そこへ行く事で良い人生を送れるのか・・