発達障害・自閉症児の療育とはどのような物なのか?ぴのちゃんが実践している事

ぴのちゃんが自閉症である事を自分自身が認める事が出来ず、療育始めるのがだいぶん遅れてしまい、今ではとてもとても後悔しています。
療育は早く始めるほど効果もあります。
実際に療育を始めると、ぴのちゃんもみるみる成長して出来る事が増えて、本当に過去の自分に戻りたい気持ちでいっぱいですが、今はその分、しっかり向き合って取り組んで、ぴのちゃんとまた家族全員で、出来たときの喜びを共有する毎日で楽しいです。
今回お話するのは、療育について臨床心理士の先生から教わった事を書きたいと思います。
この記事の目次
応用行動分析(ABA)
自閉症の療育としてとても有効とされている療育方法の一つに応用行動分析(ABA)があります。
その効果は科学的に実証されて、徐々に発達障害の療育方法として広まってきました。
ABAはApplied Behavior Analysisの略で、日本語では応用行動分析と呼ばれています。
自閉症の子どもは、この社会では生きにくく苦手なことがとても多いのが現状です。
コミュニケーションも取りづらい、簡単な動作も出来ない、協調性もない、と健常の人からは想像がつかないくらいの、とても大変な環境の中で生活しています。
家族からも周囲の人からも、叱られることがとても多いのです。彼らはこうやって、だんだん自己否定の世界から抜け出せなくなります。
そんな時に応用行動分析を利用して、自閉症の人の気持ちに寄り添いながら、自閉症の人たちの世界を広げていくサポートをしていくものなのです。
目を合わせられるようにする
自閉症の人たちは、視線合わせることが難しいとされています。
よく発達段階の調査でも「視線が弱い」という子とはチェック項目に挙げられています。
人としっかり目を合わせることは、コミュニケーションの第一歩です。
支援する側として気を付けることは、目を合わせてからサポートをすることです。
ものやおやつを渡す時には、すぐに渡してしまうのではなく「○○ちゃん」と名前を呼んでから手渡すようにしていきます。目が合うまではじっと待ちましょう。
なかなか目が合わないからと言って「目を合わせなさい!」と怒ってはだめです。
応用行動分析では、基本は褒めて伸ばすことが重要です。
出来ない時は、出来るまで待ってあげましょう。
名前を呼んでこちらを向かせる練習は、日常でもすぐにでもできるため、さっそく取り組んでみてください。
目を合わせるためのステップとしては「○○ちゃん」と名前を呼んで、その時に目が合ったらたくさん褒めてあげましょう。またはご褒美に大好きなお菓子をあげる事も効果的です。
だんだんと「目が合うと相手が喜ぶ」ということを理解していくため、目が合うようになってきます。
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まとめ
このように喜びの中から療育・指導をしていくことは、とても効率が良い方法です。
つねに自閉症の人に寄り添う気持ちを持ちながら、出来ない時には待ってあげる心を持ちます。
特に何かを教えていくときは否定的な言葉・ネガティブな言葉は使わないようにしましょう。
否定的な言葉は、自閉症の人の心にずっと残り続けます。
何かを教えるということは、出来ないことを出来るようにしてあげるサポートです。
たくさんの成功体験をさせてあげましょう。