今日から療育スタート!何から始める?(自閉症療育1日目)

療育を始める前は「自閉症」を認める事に抵抗があり「もしかして・・・」を思っては「絶対に違う・・」を繰り返しながら過ごしていました。
そんな時に見た「ひらめきで自閉症と闘う異端の出張カウンセラー 奥田健次」の番組でした。
先生の「自閉症の子は放っておいても勝手に喋る事はない。」の言葉がとても心にささりました。
2歳を過ぎても喋らないぴのちゃんでも「いつかは喋るようになる」と思っていました。
日々の生活で言葉を聞く事は沢山あるので、お姉ちゃんが勝手に喋れたようにぴのちゃんも・・・なんて決めつけていました。
奥田先生のカウンセリングとは
奥田先生は出張カウンセリングを行っており、子供が住む家に出向いてカウンセリング行う独特な方法です。
それは、病院で訓練が出来ても、家に帰ると出来ない子が多いという事からこの方法を思いついたそうです。
確かにそれは小さい子供には誰でも当てはまりそうだなと思いました。
病院というだけで子供は不安や緊張がはしり、普段の自分ではない状態なので、家で行ってくれるのは本当にいい方法だと思います。
うちの子供たちも病院の駐車場に停めたところから大泣きなので、大変です。
こうなったらカウンセリングどころでは無くなるので、このシステムは全国に広がればいいなと思いました。
喋れない。目を合わせない。コミュニケーション取れない子にまず行う療育とは?
奥田先生は、社会に出るために重要な事は「指示が聞けるか」という事を言っていました。
確かにこれは簡単なようで、自閉症の子供たちから取ったらとても難しい事です。
自閉症の子供たちは指示を聞くという概念がありません。うちの子もそうです。基本自分の欲求のままに好きな事をして、それを阻害されたら癇癪を起します。
でもこのまま大きくなっては、社会に出るどころか小学校にも上がれません。
自閉症の発見は言葉の遅れや発語の開始が無いなどで見つかるように、喋れていない子が多いです。
普通の子であれば自然と親の口元をみたり音を真似しようとしますが、自閉所の子はこの「真似」という行為が出来ないのです。
この「真似」という行為はとても重要で、これが出来れば喋る事も出来るようになると言います。
うちのぴのちゃんがまず行っている療育はまさに「真似」です。
「真似」を教える方法
本当に簡単な事で、手を出して「タッチ!」というと手を合わせる。
両手を頭に乗せて、それを真似させたりするのです。その他の動作も同様です。
そしてこの時に使うのが、「ご褒美」です。子供の場合、おやつが効果的です。
タッチが出来たり、親の真似をして両手を頭に乗せたらおやつをあげるをひたすら繰り返します。
とは言え、1日に何回もやり過ぎると、子供はイヤになるので注意が必要です。
ところどころでちょっと関心がこちらに向いている時に行い、成功するとおやつあげます。
この「おやつ」が効果的で、真似をしたらいい事があると思い込ませる事で、次々に色々な事が出来るようになるそうです。
まとめ
療育1日目は、こんな簡単な事でしたが、ぴのちゃんにとったら何がなんだか分からない感じでした。
おやつも真似が出来ないと貰えない理由が分からず大泣き・・・
私も我慢して泣きわめくぴのちゃんを無視していたら次は自傷行為を始めたので私が折れてしまい好きな物を沢山与えてしまいました。
奥田先生も言っていましたが、療育は子供の訓練でもあり親の訓練でもあるそうです。
まだ1日目なので、気を落とさず地道にぴのちゃんの可能性を信じて家族みんなで進もうと思います。