自閉症(発達障害)の療育の一環である作業療法(0T)とは何なのか?

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ぴのちゃんは作業療法や言語療法を含めた、療育を行っています。

しかし、作業療法という言葉は聞きなれない言葉だと思います。

実際にぴのちゃんが受けているOT先生から教わった事をお話したいと思います。

作業療法(OT)とは?

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作業療法は、遊びや行動を通して、体の動きや感覚が日常的に過ごしやすくなるための訓練です。

手の細やかな動きが苦手な子も多いため、みかんやバナナの皮をむく・お箸を使う等、細やかな手先の調節を訓練します。

これは、障害児枠で保育園に入園予定がある人などにとっても最初のハードルともなる「ある程度自分で食べることが出来る」という目標にもつながります。

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もちろん自力で食べることが出来なければ入園が出来ないということではありません。

また、体幹を鍛える意味でトランポリンは自閉症児にとって良いと言われており、訓練でよく使われます。

しかし、お家にこんな大きなものを置く事は出来ないので、特別な遊びとして認識してもらえたら嬉しいです。

感覚過敏の緩和のための訓練

もう一つ、作業療法には「感覚過敏の緩和」という大きな目的もあります。

手をつながれるのが苦手、人から触られるのが苦手など代表的な症状もありますが、多くの自閉症の症状がある子どもに「ある特定の場所を触られると激痛に感じる」という特徴があります。

ぴのちゃんは背中の上部を触られるのを嫌がりますが、集中していたりすると触られている事に気づかない事もあります。

しかし、何も集中していない時に、服を着せたり、お風呂に入るなど、日常的に触らずにはいられません。

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この過敏症も少しずつ緩和することが出来ると教えて頂き、少し安心しました。

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自閉症児が快適な生活を送るため

日常生活の些細なことに困難を感じている様子を目の当たりにした時、「物の感じ方がこんなにも違うと生きづらいだろうな」というのを改めて感じました。

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「この感覚は一生治らないものですか?」

と尋ねたところ、

その感覚を緩和していくために療育がある」と言われ本当に救われた思いでした。

ぴのちゃんのために出来る事は何でもしてあげたいですが、感覚過敏を私が取ってあげる事は出来ません。

しかし、療育で緩和出来るのであれば、しっかり訓練を受けて行きたいと思いました。

作業療法はいつまで行うのか

作業療法(OT)は基本的に小学校入学前まで行うことが多い様ですが、個人差はあると言われました。

それより早い子もいれば、小学生になっても必要に応じて行う子もいると言われました。

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個人差もありますが、親がちょっと心配と思った時は継続で訓練を受ける事も出来るので、迷わず相談してみて下さい。

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作業療法を行っているぴのちゃんの効果

ぴのちゃんはOTを始めて2年が経ちました。

この訓練を通しての遊びが好きになり、現地に着くと自分からスタスタ~と教室へ一直線なので、楽しそうで安心しています。

2歳半の頃、未だ階段の昇降が出来なかったのですが、この訓練を通して出来るようにまりました。

今では(現在4歳)手すりを持たなくても昇降は可能です。

また体幹もとても鍛えられ、よく転んでいたぴのちゃんは最近転ばなくなりました

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先生方も、体を動かす遊びの中で、ぴのちゃんが出来る事を増やして下さり、出来た時はみんなで喜んでいるので、それも嬉しそうにしています。

ぴのちゃんも最近生き生きしてるので、とても嬉しいです。

まとめ

私たちでも初めての体験は必ず不安や恐れがあります。

自閉症児にとってもそれは同じです。

一度経験すると耐性が出来るように、自閉症児も時間はかかっても必ず慣れてくる時期が訪れます

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そういった意味でも作業療法は焦らずに根気よく進めていく訓練だと感じましたそこから言語に繋がっていくとも思います

これからの成長がとても楽しみです。

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