自閉症や発達障害の診断を受けたら直ぐにでも取得するべき「療育手帳」はメリットがいっぱい

まずお子さんが知的障害のある自閉症と分かった時点で、療育手帳(地域によって「愛の手帳」など名称に違いがあります)の取得がオススメだと言われました。
私は最初、手帳を貰うという事は自分の子が障害者と言っているようで欲しいとも思わなかったのですが、先生や先輩ママから話を聞くと、ぴのちゃんのためになる事ばかりで、すぐに申請に行きました。
療育手帳はメリットだらけ

療育手帳の取得にはメリットしかないといっても過言ではないくらいです。
いわゆる福祉関係の手帳には身体障害者手帳・療育手帳・精神障碍者保健福祉手帳の3種類があります。
自閉症の場合は療育手帳が適用されることが多いです。
申請は市役所の障害福祉課などになります。
税金の控除や補助などは自治体によってばらつきがありますので、市役所などの窓口で受けられる補助などが載っている冊子をもらってきて確認できます。
具体的なメリット
まず療育手帳があると、教育関係や関わってくださる支援者の方に理解されやすくなったり、保育園などでは加配教員の数などにも影響があるところもあるようです。
その後小学校などに進学しても、周囲の理解度にも大きく影響しますし、余暇支援としてのサポートや障害者の放課後支援サービスの利用時など手帳が必要な場合があったり、手帳の有無で優先順位が変わる事もあるようです。

軽度の発達障害であっても療育手帳の取得は絶対にオススメです。
また、将来学校を卒業後に就労を考えていく時が必ず来ます。
その時に手帳の有無は大きく影響します。
障害の程度が軽い場合、特別支援学校の高等部在籍中でも療育手帳を持ってないという子もいます。
手帳がない場合は一般就労になってしまうため、一般の多くの方々と競争しながら就職活動をすることになります。
ポイント手帳がある場合は就労支援A型施設や就労支援B型施設、または能力的に高度だった場合は「障碍者雇用」という形で就職できる可能性がありますので、大きく選択肢が広がります。
また障碍者雇用枠で入社すると、それぞれの障害者の症状にあわせてきめ細やかなケアが受けられるため、本人の負担も全く違います。
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そのほかのメリット

公共施設などの料金の割引があります。
障害を持つ人にもたくさんの場所に積極的に出かけていったり楽しんだりすることが必要です。
そのサポートとして電車やバスの料金割引などもあります。
美術館や映画館、民間企業が経営するレジャー施設などたくさんの場所での割引サービスがありますので、お出かけ先が決まっている場合はホームページなどでそのサービスを調べてみてください。
また特別支援学校の通学支援として「自力通学」がカリキュラムにある場合も、療育手帳は必須になります。

まずは自治体の窓口に相談されてみてください。
まとめ
療育手帳の取得に私自身抵抗があったのですが、先生や先輩ママに背中を押されたのと、何より取得を拒んだ理由が、結局自分のためだった事でした。
持っていなければ出来ない事も、持っていて出来る事が沢山あります。

知れば知るほどもっと早く申請していれば良かったと後悔しかありません。
これから家族で色々な所へ出かけようと思います。