発達障害・自閉症のこだわりについて。繰り返すには理由がある。ぴのちゃんのこだわりとは?

自閉症の特徴として、生活していく上で困難を生じたりする

神経発生的障害の一つに「こだわり」があります。

知的発達の度合いや個人差で違いはありますが、ほとんどの自閉症の人に特定のこだわりがあります。

そのこだわりには、どんなものがあるのかお話したいと思います。

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ぴのちゃんのこだわりについてもお話したいと思います。

反復行動を好む

自閉症の人は、幼少期はとくに反復的行動を好む傾向があります。


よくみられる行動

  • 自転車の車輪を延々と回し続ける
  • 流れる水をずっと見続ける
  • ひもを動かしながらその動きを見続ける
  • 風車を見続ける
  • 電車の動きを見続ける

等反復的行動を続けることが多くみられます。

また、DVDなどの操作が出来るようになった子は、ストーリーは楽しまず繰り返して同じ場面ばかりを見続ける同じセリフばかり繰り返して聞きたがる、という行動も見られます。

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これは幼少期の自閉症児にはとても多く見られる傾向です。

予測不能なことが嫌いで、安定した行動を好む自閉症の人にとって、反復的な行動はとても安心する材料となるため、固執して見たがると言われています。

過食

自閉症の人は満腹の感覚を掴みにくいため、食嘔吐を繰り返す過場合があります。

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満腹になっても食べたいものが目の前にあれば無限に食べてしまい気持ち悪くなって嘔吐する

という場合、これを何度か繰り返すとその体験がインプットされて「食べ過ぎて吐く」までが1セットの流れになってきます。

このようになると、吐くまで食べ続けるというこだわりが出来てしまいます。

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過食嘔吐を防ぐためには、あらかじめ自閉症児の前には一人分の食事のみ置く、おかわりは1度まで、など根気よく本人に伝えていくことが大切です。

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生活のこだわり

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自閉症の人は、スケジュールもパターン化されることに安心を感じます。

同じ手順で身支度をする、同じ手順で食事をする、通学の道順も、毎回同じルートでなければならない等、本人にたくさんのマイルールがあります。

しかし、生活をしているとさまざまな予測不能が起こりえる可能性があります。

通学の時に道路工事などで車が迂回することがあると、それが嫌でパニックを起こす等、自分の流れが遮られスケジュールが崩されてしまうことを極端に嫌います

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理解のない人たちから見ればわがままにも見えるその行為も、自閉症の人のこだわりという特性なのです。

自閉症の人にとっては、このこだわりがあるから、安心して過ごせているというメリットが大きいのです。

周りの人、とくに一緒に生活をする家族は、自閉症児のこだわりを受け入れることが必須になります。

ぴのちゃんのこだわり

ぴのちゃんは上記のうちで、反復行動が強く出ています。


ぴのちゃんの行動

  • クルクル回るおもちゃを何時間も見続ける
  • 同じDVDの同じ場面を何度も見続ける
  • 登園前に、葉っぱを拾って枝の部分を指先でクルクル回し続ける
  • 絵本を何度もめくる
  • ドアの開け閉めを繰り返す
  • 登園前に、葉っぱを拾って枝の部分を指先でクルクル回し続ける
  • 同じ位置でクルクル周る
  • 自分の足の爪をひたすらカリカリする
  • 絵を描くと止まらない
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朝バタバタしていて、葉っぱを拾わせてあげる時間が無かった時、パニックになった事もあります。

他にも毎日の同じ行動というのはあります。

でもこのルーティンをこなす事で本人は安定しています

今は私たち家族や保育園の理解だけでいいですが、小学生や中学生になったときの、先生方や周りのお友達への理解が難しそうだなと今から感じています。

これからの課題にしたいと思います。

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