自閉症スペクトラム(ぴのちゃん当時2歳)児の聴覚過敏と問題行動【イヤーマフが効果的】

人と違う感覚を持つ自閉症の彼らは、通常の暮らしをするときにとても困難に思うことも多いと思います。
自閉症児と暮らしているとき、親の方からしても自分との違いや他のきょうだいとの違いで「あれ、ここは彼らには辛いのだな」というような場面がたくさんあります。
聴覚過敏とその対象法

自閉症児は聴覚過敏を併せ持ってる子供が多いです。
その事より、静かな環境を好むことが多いです。
突然泣き出す赤ちゃんの泣き声は、彼らにとってはとてもストレスなようです。
かといって自閉症児も泣き出すととても長くなったりするのですが、不意打ちで聞こえてくる赤ちゃんの泣き声はとても苦手なようです。

ぴのちゃんは、泣きき声が聞こえたと同時くらいに敏感に反応して、自分も泣きながら泣く子に危害を加える行動を取るので、親の私も泣き声に敏感になってしまいました。
他の子供の泣き声が聞こえたら、とにかくぴのちゃんを抱きかかえて別室へ移動するなどしています。
赤ちゃんと密室に同時にいなければならないような状況(例えば小児科など)であれば、そばにいるか、抱きかかえて優しく声を掛けます。
ぴのちゃんの場合は、帽子などでを耳を優しく塞いだり、イヤーマフをしてあげると少し落ち着きます。

イヤーマフが使えない子供には、帽子が有効ですが、夏場は無理があるので考えまのですね・・・
自閉症の人はパニックになってしまったら、本人の気が済むまで暴れたり泣いたり、ひとそれぞれです。
大パニックで泣いている自閉症児には、背中をトントンとしていると時間はかかりますがだんだんと落ち着いていきます。
体に触れてあげることで安心をもたらす「タッチセラピー」という癒しもあるように、子どもの体に触れることで安心感を与えることができるからです。
また自閉症の人はリズムのある動きを好むことから、少しリズムを付けながら優しくトントンとしてあげてください。
不適切な行動とそれを止めさせる方法
自閉症児は親が思う「不適切な行動」をしがちです。

人前で鼻をほじったり、その後指を口に入れたり…あまりしてほしくないことをしがちです。
そんなときは、その行為を禁止するのではなく、他のことに気をそらすようにすると良いかと思います。
自閉症児に「コラ!ダメでしょ!」と強く叱ったところで、なぜだめなのかは伝わらず、ただ「叱られた」ということが残ってしまうため、その行為自体がなくなったりすることは難しいかもしれません。
お子さんが鼻をほじったりしはじめたら、その手を持って「ねえ、これみてごらん」と他の対象物を指ささせたり、興味の対象を他に移すようにします。

「この行為は恥ずかしく、人前でしてはいけないこと」という概念を教えるのはとても困難です。
なので、気持ちの切り替えをする誘導をしてあげるようにすると、だんだんとその行為に気が向かなくなってきます。

とても根気のいる行為ですし、回数が必要になってきますので、親も根気よく対応してあげて下さい。
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ぴのちゃんの不適切な行動
ウンチを触り、それで遊ぶ(3歳6か月ころ)
ぴのちゃんは驚く問題行動が沢山あります。
それは、うんちをした後、手をオムツの中に突っ込んで、うんちの感触を楽しんでいます。
そして、その手であちこち触って・・・あとは皆さんの想像にお任せします・・・
なので、私自身もウンチをした事に敏感になっています。
ウンチを気張っていたら直ぐに変えるようにしていますが、私が家事をしていて、知らないうちにウンチをしてしまっている事も多々あります。
最近の対処法としては、ロンパースの下着を着せています。
股のところでボタンを止める事が出来るので、オムツに手を突っ込む事が出来なくなりました。
最初はウンチを触れない事に文句を言っていましたが、だんだん違う事に興味がいって、諦めるようになりました。
これでウンチで遊ぶ事が無くなり、家も綺麗です。
ウンチを触り、それで遊ぶ(4歳8か月ころ)
ここにきてまたこの行為が始まりました。
3歳の頃とは違い、ウンチを壁やテレビに擦り付ける事は無くなりましたが、今度は、ウンチのついた手を舐めたりしています。
しかし、視覚支援が有効になってきているので、今回は対処法ではなく、しっかり教え込むことをしました。
色々試行錯誤をしながら、ぴのちゃんにとって何が一番伝え易いか考えました。
たどり着いたのがぴのちゃんがオムツを持ってくるでした。
とにかくウンチをしたらオムツを持ってきてね~と教え込みました。
最初は上手くいかなかったのですが、時間を掛けて根気強く教え込みました。
最近は失敗することもありますが、だいぶん定着してきました。
まとめ
お姉ちゃんを育てているので、日々「えっ!!!」と思う事ばかりです。
でもその対応を試行錯誤しながら考えて、成功した時の喜びがあったりと、私自身も楽しんでいたり、最近は家族の気持ちも大きく変わり、「えっ!?」と思う事に笑えるようになりました。
ぴのちゃんは本当に可愛く、愛おしいです。