発達障害・自閉症児のために、100円ショップでそろえられる物で療育グッズを作る!!(その4)

100均の物で療育グッズを作る
100均というのは生活用品から、子供のおもちゃまで様々なものが100円で購入できるという大きなメリットがあります。

そして何より、発達障害を持つ子どものための療育グッズも工夫次第で作れたり、使えたりします。
それを繰り返していると、自然とアイデアも生まれるようになるので、あきらめずに子供に合うものを探してみたり、作ってみて下さい。

今回は好評につき第4弾になります。
小麦粉粘土
粘土は手先を使うため、療育には向いています。

手先の感覚を養うにも有効です。
粘土を楽しめる子は感覚的にも不快感はないため、積極的に粘土遊びをしていきましょう。
「こむぎこねんど」であれば小麦粉から作られているため、万が一異食で口に入れてしまっても安全です。

100円ショップで買うことが出来るこむぎこねんどは、カラーも豊富です。
また、小麦粉粘土と型抜きがセットになっているものもありますので、型抜きで形作りとごっこ遊びのどちらも楽しむことが出来ます。
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お金のおもちゃ
金銭の勉強は、自閉症の人は幼少期ではなく小学生くらいからになると思います。

学童期には買い物学習などが始まるため金銭の勉強が組み込まれてきます。
ちょうどの金額をそろえられるようになるには、もともとの知的能力の高さと経験が必要になります。
またとても時間がかかってしまうこともありますので、根気よく練習が必要になります。
そのためには、小さいうちからまずはお金に慣れておくという意味でもあった方がいいかもしれません。
ちょうどの金額をそろえることに目的を置くより、「少し多めの金額を払いお釣りを受け取る」という練習をしていくのがオススメです。
遊び方例
コンビニでお菓子とジュースを自分のおやつとして購入する事を過程します。
500円玉を出してお釣りをもらう、または1000円札を出してお釣りをもらうというやり取りをします。
その際のお菓子やジュースは本物の方が本人のやる気に繋がる事もあります。
この様なシミュレーションを家庭でやることが出来ます。

100円ショップのお金のおもちゃはとても役立ちます。
慣れてくると硬貨から本物のお金を使うようにしていって、最終的には紙幣も本物を使うやりとりへと移行してあげることもオススメです。
自分の欲しいものを自分で買うことが出来るという行為は、「入手できる」「食べることが出来る」と目に見えてわかるメリットがあり、自閉症の人たちも喜びの中から成功体験を得られることが出来ます。
1人で買い物に行くことが出来る人はもちろん自立の喜びにつながります。

一人では買い物が出来ない人も、付き添いの人と一緒に買い物をする際、自分で払って買い物することが出来るようになるは、自閉症児を育てていく上で目標の一つでもあります。
まとめ
このように100円ショップでも、これからの自立のためにも役立つ物がたくさんあります。
なにより100円で買えるので、壊れたり紛失してもすぐに買い揃えるメリットがあります。

しかし、すぐに買ってもらえると思われても困るので、物を大切にする重要性も同時に教える事も大切だと思います。