発達障害・自閉症の我が子に親が一番の偏見者にならない方法

直らないところを直そうとする

親はどうしても「他の子はできるのに、あなたはどうして出来ないの?」「ここを直せばもっと良くなる」と必死に直らないところを直そうとします。

良かれと思って、他の子と足並みを揃えようと欠点を直そうとしてしまいます

私もそんな時期はありました。

「○○ちゃんはもうオムツ取れたのに、どうして取れないの?」「どうしてお茶をコップで飲めないの?」

無理やりやらせようととした事もあります。

発達障害(自閉症)は欠陥ではなく偏り

自閉症というのは、「ここが困っている」というところがあるだけです。

健常児にもあると思います。

大きな違いは、困っているところが直るか直らないかです。

自閉症というのは、能力が無いのではなくて、能力の「偏り」なのです。

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偏りというのは、言い換えれば得意な事は他よりも優れているという事です。

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親からの注意・指摘は自閉症児にとって最大のストレス

他の子は出来るのにどうして?と言われ続けてしまうと、「自分は他の子と同じ様に出来ないダメな子」と劣等感を強く感じる様になります。

多少出来る事があっても、劣等感が勝ち、自信を失ってしまいます

これが自閉症児の将来を大きく変えてしまいます。

発達障害(自閉症)の子供も年齢に応じて他の子よりはゆっくりかもしれませんが、必ず成長します。

去年できなかった事も、今年になると出来ています。

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長い目で見守ってあげて下さい。

二次障害の一番の原因は親

親が「どうしてこんな事できないの?」「どうして皆は出来るのに、あなたは出来ないの?」

これを言われ続ける子供たちは、出来る事もあるのに、出来ない事が強調されてしまいます

子供が出来ない事を、親が一生懸命直そうと試みるほど二次障害を起こしやすくなります。

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二次障害というのは、今ある障害とは別に起こる障害です。

例えば、精神疾患や強迫性障害、うつ病、チック症状などが起こります。

自分を認めてもらえないのはとても辛い事です。

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このような二次障害の一番の要因は残念ながら親なのです。

一番信頼しているからこそ、大きく傷つくのです。

二番目が学校の先生、三番目が友達であると言われ、周りの理解は本当に必要です。

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まとめ:親は困っている時に助けるだけで十分

ゆっくり成長する子供が少し困っていたら、そっと手を差し伸べて、助けてあげて下さい。

そして子供の希望を叶えて、認めてあげて下さい。

何か達成したら一緒に喜んであげて下さい。

親はそれだけで十分なのです。

子供はこれだけで、安心して成長出来るのです。

そしてこの積み重ねは、少しずつ自信になります。

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