うちの子供はもしかして自閉症かも?と思ったら…自閉症スペクトラムの主な特徴


ぴのちゃんは1歳になる前から「おかしいな」という事が少しずつ増えてきました。
お姉ちゃんを先に育てていたので、余計に感じました。
ぴのちゃんの特徴を例にお話しします。
自閉症の基本的な特徴
自閉症の子どもには、乳幼児期から特徴的行動が見られます。
ぴのちゃんにも0歳から様々な特徴が見られました。
◇社会性に乏しい

子どもが自閉症かも?と気づき始めるのは、早い人で乳児期が終わるころです。
自閉症0歳の特徴
- 「ママ」という言葉も出ない
- なかなか視線が合わない
- 目が合ってもすぐにそらそうとする
- 表情が乏しく無表情である
- 抱っこをするとまったく喜ばずに激しく嫌がる
- 人に対しての興味がないる
- 名前を呼んでも振り向かない
同じ月齢の赤ちゃんと比べて違いがわかってきます。
名前を呼ばれても振り向かない事が多いため、「耳が聞こえてないのかな」と心配する人も多いです。
しかし、電車の音や興味を惹かれる音には小さい音量でも反応があるため、耳に異常はないことがわかります。
ぴのちゃんも上記の症状が全てありました。

名前を呼んでも全く振り向きませんが、自分の好きな番組が付くと敏感に反応するところから耳は聞こえていると安心していました。
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◇ことばが遅い
一番気になるのは、発語の遅さではないでしょうか。

自閉症の子どもはなかなか単語が出ない人が多いです。
単語が出るようになるとオウム返しが多い、言葉の使い方が不自然など、言語の習得に対しては大きなズレがあります。
一般の人が使わない用語を話したりするため、理解不能と思われることも多いです。
また地方に住んでいても方言を使わない、など独特の言語を持っています。
ぴのちゃん(当時2歳6か月)は未だに発語はありません。
自分の要望は私を引っ張って(クレーン)で食べたい物などをなんとか訴えます。
*追記
現在4歳8か月のぴのちゃんですが、未だに発語はありません。
しかし、大人に伝える手段はたくさん習得しています。
また別でお話します。
◇コミュニケーションが難しい

自閉症の子どもは無表情のことが多いです。
幼い頃は特に感情表現が乏しいため、いつもぼんやりしているように思えます。
しかしこだわりの行動を遮られたりすると、かんしゃくを起こすように怒り出します。
幼稚園などの集団行動に入ると、友達と一緒に遊ぶことは少なく、一人遊びが目立ちます。

ぴのちゃんは2歳で保育園に入りましたが、集団行動は難しく、いつも一人行動をしているようです。
そして、集団行動にも興味が無く、最初は給食も一人でないと食べれませんでした。
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◇こだわりが強い
- 活動や興味の範囲が限られている
- 自分の手をひらひらさせて眺めている
- 蛇口から水が流れるのをじっと見ている
- 一つのおもちゃに没頭している
感覚的な行動が目立ちます。
そのような気に入ったことは繰り返しする傾向にあります。
また、お出かけの際は道順の変化を嫌がり泣き出してしまうこともあります。

ぴのちゃんはこの時期いつもティッシュをクリクリと指先で丸めて、そこら中に「こより」だらけでした。
これを止めさせると癇癪が起こるようになっていました。
◇感覚の違い
人から触られることは極端に苦手ンで、過敏に反応する割に、けがをしてもそこまで痛がらず、無反応な時さえあります。

自閉症の人は、痛みに関してはアンバランスな感覚があるとされています。
聴覚に対しても、一般の人が不快に思う音には無反応で、普通の人はなかなか気づかないような音に反応して嫌がる場合もあります。
例えば蛇口から出る水の音や、車を閉める時の音、掃除機の音、雨の音など様々です。

ぴのちゃんはまさに聴覚過敏があり、イヤーマフを付ける事で落ち着いて生活が送れています。
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まとめ
上記にあげた事はあくまで目安です。
これが個性で何もない事もあります。
しかし幼少期にこれらの反応が見られたら、自閉的傾向・自閉症の可能性はあります。
集団検診では発見されず通過しても、身近で見ている親は確実に違いがわかることもあります。
日ごろから様子をよく観察して、気になることが合ったら地域の保健所や発達相談事業所に相談してみてください。