自閉症児の出産率を下げるために「妊娠中に注意すること」

自閉症は、親のしつけや遺伝が原因ではなく、その子の生まれつきの脳機能が原因であると言われています。
まだ医学の分野でも原因特定には至ってないのが現状です。
私が色々な先輩ママに聞いた話から、自閉症の子どもを育てていく経過で出会った方を振り返ってみると、自閉症の子どもを持つ親には似た傾向があることもいくつか感じられました。
共通するいくつかのこと
・妊娠中、母親のつわりがひどく、あまり食べることが出来ていない
・妊娠中、母親が栄養不足であった。
・両親がお医者様など、高学歴のことが多い
・高齢出産である
・妊娠中、両親が喫煙者であった
・妊娠中、母親が頻繁に飲酒していた
・妊娠中、母親の精神が不安定であった
・妊娠前に大量の薬物を摂取していた
・子どもが出生後3か月以内に高熱を出している
もちろん全部があてはまるということはないと思われますし、これ以外にも母親のストレスが原因ではないかとか、両親が食品添加物を多く含む食品を食べたことが原因ではないか、などいろいろな説があります。
あくまでも可能性としての話なのですが、これから妊娠予定のある方であれば気を付けていける部分もあるのではないかと思われます。
ぴのちゃんのママの妊娠期のお話
私自身の場合、やはり妊娠中のつわりがひどく、妊娠5か月までほとんど食事が出来ず、嘔吐を繰り返していたので、赤ちゃんへの栄養面はとても心配していました。
その上、脳機能が盛んに作られる妊娠4から5か月にかけてインフルエンザにかかり、タミフルなど内服を続けていました。
胎児への影響はないとは言え、完全とは言えないのかなとも感じました。
インフルエンザワクチンの接種をしていたため、高熱などが長引く事は無かったのですが、内服は医師の指示通り1週間続けていました。
また妊娠前は、仕事のリストラなど大きなストレスなどもあり、自分自身の精神面や体調面は良くなかったと言えます。
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先輩ママの場合
重度の自閉症児の先輩ママは、アトピーがひどく、妊娠の直前まで薬を常用していたそうです。
そのころの栄養不足や薬物摂取を悔んだ時期もあったそうで、今となれば「それもまったく関与していないとは言えないかもなあ…」と思うとおっしゃっておりました。
できるだけ気を付けておいたほうがいいこと
妊娠中に「これを守っていれば自閉症の子どもは生まれない!」という保証はありませんが、胎児を見守っていきこの世に送り出す役をする母親は、とても大切な使命があります。
母親のおなかの中で、胎児はすごいスピードで細胞や脳を形作っていったり呼吸をしたりしているのです。
すべての胎児にとって、母親のおなかの中が良い環境であることはとても嬉しいことです。
可能であれば、妊娠前からバランスの良い食事をとることに気を付けておく、喫煙・飲酒は控える・薬の服用には十分注意する、などご自分と生まれてくる子どもへの配慮としても、母親自身が心身ともにすこやかであるようにする事がとても大切だと思います。
また気づかずに妊娠していて、「妊娠した時は胎児にとって良くない環境だった」としても、無理に自分を責めるのではなく、リラックスして妊娠生活を送ってください。
