我が子を信じるという事(ぴのちゃん重度発達障害・自閉症・2歳8か月)

ぴのちゃんは、1月から車で片道1時間半かかる場所で、療育訓練を行っています。
今スタートしてから3か月目に入りました。
それまで療育らしいものは全くしていなかった時に比べると大きく成長しました。
親の私も療育はやはり凄いなと改めて思わされます。
療育を始める前のぴのちゃん
ぴのちゃんは「ザ自閉症!」という子です。本に書いたような特徴ばかりです。
療育を始める前は、目を合わす事が無かったり、意思を伝えようという気持ちが低かったり、表情が乏しかったり、普通の2歳半の子供とは大きく違っていましたし、家に居ても親やお姉ちゃんに興味が無いので、一緒に住んでるという感じさえない状態でした。
私もこの状態が続くのは辛いな・・と思っていました。
療育を始める前に教わった事
療育というのは、親が理解しながら家でも行えるようにしていく事と、子供とのコミュニケーションを増やし、喜びを沢山共感する事にあると教えてもらいました。
自閉症の子であっても親に興味が無いという事はなく、共感する力が弱いだけで、共感する喜びを教えてあげる事で、それが何かを出来る事に繋がるのです。
なるほど~と思いました。
私も何をしたらいいのか分からず、言い方は悪いかもしれませんが、「ほったらかし」状態になっていました。
お姉ちゃんは自然と何でも出来るようになっていたので、方法が全く分からなかったのです。
ぴのちゃん開花し始める
早速、1回目に教えて貰った事を家で取り入れました。
すると直ぐにぴのちゃんも反応する事が増えてきたのです。目も少しずつあわしてくれるようになりました。
とにかくぴのちゃんと目が合ったら笑顔!を繰り返していました。普通の子であれば、ここで微笑み返しがありますが、ぴのちゃんは意味が分かっていません。
それでも根気強く続けました。
また課題で、ぴのちゃんの好きな事と嫌いな事を出来るだけ見つけるというのがありました。
1週間しかないし、見つかるのか?と思っていましたが、ぴのちゃんとしっかり向き合った1週間だったので沢山書き出す事が出来ました。
向き合う大切さ
結局これだったのです。私が向き合うのが怖くて逃げていただけでした。
初めて思い知らされました。ぴのちゃんに教えて貰いました。
私たちが向き合う事で時間は何倍もかかりますが、ちゃんと応えてくれました。
今は毎日が楽しいって思えます。
信じるという事
「次はこれを出来るように目標立てましょう!」とステップアップする時に言われるのですが、「出来ないと思う・・・」と必ず思ってました。
でも先生は、ぴのちゃんの事を最初から信じて何でもトライさせてくれました。
家でも引き続き練習を行っていくのですが、最初はもちろん全く出来ません。腹が立つ事も何回もありました。止めたいな・・とサボる事もありました。
でも数日間繰り返して練習していくと「えっ!!?」今出来た?
とある日突然出来るようになるのです。
たまたまか・・偶然か・・何て最初は思っていたのですが、毎日続けて出来るようになっているのです。
一番信じてあげれてないのは私でした・・本当にごめん・・
って何度も悲しくなり自分を責めました。
今は、どんな課題もこなせる!いつか絶対できる!と信じています。
どんな障害があっても我が子を信じるという事はなにより大切な事だと思います。