行動分析学によりひらめきで自閉症を治す奥田健次さんの独特なカウンセリング方法とは?そのカウンセリング料金とは?

臨床心理士の奥田健次さんのプロフィール
兵庫県西宮市出身。
1972年1月生まれの現在45歳。(2017年度現在)
専門は発達障害、中でも自閉症。
奇抜なファッションがポイントで、眼鏡はフランスの「アランミクリ」というブランドにこだわり、帽子も200本以上を持っているという。
本も数多く出版しています。
子育てブラックジャックとも言われており、
「僕がやれば良くなるのは当たり前」「解決方法はいくらでもある」と豪語する奥田先生。
やり方も奇抜ながら、悩みを抱える子供たちを何人も救ってきた、異端の出張カウンセラーと言われています。
1回のセッションで治せなかった問題を治せるというこんな楽しい仕事は無いと、出張カウンセリングの遣り甲斐を感じていると言います。
学会発表
京都で国際行動分析学会(ABAI)が開かれそこで自身が治療した「摂食障害」を抱える女の子を1回のカウンセリングで治した事を発表しました。
奥田がとったメソッドというのは、摂食障害の女の子の前でご飯を食べ、口の中を見せ、食べたらベッドで大きく跳ねる。
このベッドで跳ねる事を「好子」にしたのです。普通であればベッドで飛び跳ねる事は怒られる事だがそれをあえて「好子」にしたという。
その女の子は、それがしたくて、6分半かかりながらも固形物を飲み込めて、奥田とベッドで跳ねて遊んだ。
これが好子の力なのだと思いました。
もし女の子が「ベッドで跳ねたくない」と言ったら、お風呂のシャワーで遊べばいいと言う。
このように奥田先生の特長は、次々にアイディアが生まれる事なのです。
その場にあるもので好子を作るのです。
この摂食障害の女の子は、その後問題なく、飲み込めるようになり、普通の日常を取り戻したと言う。
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奥田健次先生も実は障害を持っている
奥田先生は「トゥレット症候群」という病気を抱えており、チックが慢性化した病気だそうです。
トゥレット症候群とは、複数のチック症状が1年以上持続する精神神経疾患の事です。
奥田先生はこのチック反応で、物事がパパパと出てくる症状を持っているのです。
この症状をポジティブに考え、今の仕事に生かせるようになり、ひらめきとなり、今までにないカウンセリングのやり方が生まれたと言います。
それが、出張カウンセラーで、直接家に行ってカウンセリングを行うという方法であり、治療方法と好子のひらめきでもあるのです。
クリニックや病院では出来た事が家に帰ると出来なくなる。これを逆転の発想で、直接家に行ってすればいいと思ったそうです。
家の中で適切な行動を作るという事です。
奥田先生の実績と考え
これまでの相談件数は延べ2万件を超すという。
テレビなどの出演により、新規の患者様を診れるのは何年待ちなのか分からないそうです。
今のところ新規は受け付けていないとも言われています。
子供が「怖い」「イヤ」と言うので、それで辞めてしまうのは親の罪づくり。
本人が出来るよう繰り返し教える事が本人の将来のためになるのである。
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奥田健次先生のカウンセリング料金
奥田健次先生のクリニックまでカウンセリングをお願いしに行くと50分36,000円、出張の場合で50分50,000円にプラス交通費がかかるそうです。
現在、奥田健次さんはかなり忙しいらしくどこまで対応できるのか分かりませんが、事前にお問い合わせしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
それだけの方が奥田先生を頼りたいという家族がいるというのも現実なのです。
最近自閉症や発達障害と診断される子供が増えてきています。
同時に、こういった子供たちを支援する福祉施設の不足も言われており、実際にぴのちゃんも現在5か月待ちです。
行政はこういったところにもしっかり目を配り、一人でも多くの家族が安心できる場所を提供してほしいと感じます。