自閉症児がスポーツを行うメリット

自分から好きなことを見つける自閉症児も、こだわりが強いという特性ゆえに同じ事ばかりを好む傾向があります。
それも本人にとっては幸せなことなのですが、支援者側としてより世界を広げてあげたいと思う場合は、あらたな余暇活動の提供をしてあげることも一つの策です。
自閉症児のいるご家庭では、「スポーツもその一つとして将来的に本人の余暇活動につながれば・・」という思いから取り組んでいる方もいます。
また自閉症の子どもはどうしても運動不足になりがちといわれるので、運動の習慣があるとストレス発散だけでなく肥満防止や姿勢が良くなるなどのメリットもあります。
発達障害の子ども対象のスポーツクラブをさがす
今は地域によっては、発達療育センターや発達障害の方の診察をしている医療機関などが運営する発達障害の子ども対象のスポーツクラブも多数あります。
そういったスポーツクラブでは、発達障害の子どもと接する際にきちんと特性を理解してくれているスタッフの指導の下でスポーツを楽しむことが出来ます。
また技術的なことやチームプレーであることから発達障害や自閉症の子どもには難しいと言われているサッカーや野球なども、発達障害の子ども対象のスポーツクラブであれば、一人ひとりのペースで楽しく運動できるように指導してもらえます。
まずは地域の福祉関係窓口などに相談してみてください。
スペシャルオリンピックス(SO)
スペシャルオリンピックスとは、知的発達障害のある人たちに日常的なスポーツトレーニングと、その成果を発表するための場の協議会を提供している組織です。
世界では160か国もの国が実施していて、障害のある人のスポーツ参加に対する意識は高くなってきていると思います。
競技に向き不向きはあるでしょうが、プログラムも夏季競技・冬季競技とあり、自閉症の人もたくさん参加しています。
いろいろなことにチャレンジするために複数の競技に挑戦している自閉症の人も居ます。
まずは本人と親の希望、参加してみてからわかる向き不向きなどを見ていき、本人に合った競技に出会えるとラッキーです。
参加者はいろいろな年代の方もいるので、保護者間では子育てについての相談や、学校や施設の選択時についての情報交換の場になっているので、親子で視野と新しい世界が広がっていきます。
また在学中も学校卒業後も続けられるので、本人にとっては長い支援と余暇活動となります。
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まとめ
ぴのちゃんはまだスポーツを楽しめる身体能力は無いですが、外遊びやプールが大好きです。
そこから何かに繋がればぴのちゃんの余暇にもなるのかなと思います。
焦る事はせずにぴのちゃんのペースに合わせながら、好きな事を一緒に見つけてあげたいなと思います。