自閉症児と日々のスーパーへ出かける。最適な方法とは?

自閉症児でもお出かけはとても楽しいもので、予定がわかるようになってくるとその日を楽しみに毎日を過ごすこともできるようになります。
しかし自閉症児とのお出かけは思いがけないところでトラブルになってしまうこともあります。
親には責任があるため、きちんと本人と親が困らないような対処をしておく必要があります。
スーパーで買い物
まだぴのちゃんが小さかった頃は、日々の買い物ですら一苦労でした。
何しろ自閉症児とのお出かけは、スーパーに行くだけでも大変です。
まずちょっと開放的なスーパーに行けばあっという間に見えなくなる場所まで走り出してしまう、カートがあれば押したくなる、興味があるものはすぐに手に取ってしまうなど問題行動につながってしまうため親は一瞬も目が離せません。
自閉症児のほかにきょうだいがいる場合はきょうだいも連れているため、その子が幼い場合などは何倍も目をひからせていなければなりません。
小児用のカートにおとなしく乗ってくれるタイプの自閉症児だとまだ助かるのですが、乗りたがらない場合や乗っていても急に暴れだしたりする場合は、買い物をしていても途中で中断して帰宅せねばならないこともあると思います。
買い物の方法を工夫する
母親が一人で自閉症児との買い物に行くのはなかなか困難な場合は、旦那さんやご両親と一緒に買い物に行くようにすると、それだけで母親の心の負担が少し減り余裕が生まれるので、どなたかが自閉症児につきそって一緒に店内を見て歩いてもらい、母親はその間に買い物を済ませることができます。
またその際にまとめ買いをして、母親一人でスーパーに行く回数を極力減らすなどの工夫が必要です。
子どもが小さいうちには「してはいけないこと」が多すぎるため、本人と母親のストレスがかからない程度の回数で買い物に行くのが良いと思います。
あまりにもしかる回数が増えるとお互いに良くはないのと、スーパーに対してのネガティブな思いを植え付けたくないからです。
また外出が大変な場合は、生協などの宅配サービスを利用するのもオススメです。
我が家は生協にかなり頼ってます。食品以外にも日用品も買う事が出来るので、とても便利です。
また毎週の様にお買い得商品があるので、スーパーに行く手間と、時間と苦労を考えるとお安いと思える商品ばかりです。
雨天や夏の暑い時期のお出かけはそれだけでもストレスになります。
また地域によっては障害児にやさしいサービスをしている宅配業者もありますので、いろいろなサービスを利用しながら日々の買い物に役立てていくのも一つの案です。
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落ち着いてくる日がくる
だんだん年齢とともに成長し落ち着いて来たら、自閉症児と一緒にゆっくり買い物ができるようになる場合もあります。
その時は買い物支援をするのに適してきますので、本人の好きなものや目的のものを買う喜びや、レジでの金銭のやり取りの練習もかねての買い物の練習をしていきます。
特別支援学校の場合は学校生活の中でもその練習の場面はありますので、焦らず練習していくことが重要です。
まとめ
ぴのちゃんは、スーパーに行くと必ずカートに乗せるという事を小さい頃からしていたため、自分から乗ろうとしています。
カートは自分の空間のように感じるらしく、とっても大人しくしています。
小さい頃は、カートに座りながらも、売られている総菜に手を伸ばして触ろうとしたり、様々な物を触ろうと必死でしたが、今では手を伸ばす事もなくなりました。
このように根気強く教えてあげると、自閉症児であれちゃんと理解してくれます。