お兄ちゃんやお姉ちゃんが自閉症の場合のきょうだい児の育て方・接し方【あなたが大切な存在だ】


このブログを始めて少しずつ、自閉症の子供を持つママと出会えるようになってきました。
その中で健常のきょうだい児についてお話する事があります。
もちろん自閉症の子供の事も気になりますが、健常児であるきょうだい児の事も話に出てきます。
どちらかが発達障害(自閉症)を持つきょうだいというのは、健常児同士のきょうだいとは違う生活を送ります。
健常のきょうだいは他の子以上に気を使える良い子が多い事がよく聞かれます。
今回は、上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが自閉症を持ち、下の子が健常だった場合を、ママ友から聞いた事を参考にお話ししたいと思います。
下が健常児で兄・姉が自閉症の場合
下の子は、産まれた時から上にきょうだいがいる状況です。
両親、きょうだいと自分より上の存在の人が多い中で育つことになります。
兄・姉が自閉症である場合、その下の子は生まれた瞬間から自閉症児とともに育つことになります。
すでに自閉症の子ども中心に家庭が動いている場合も多く、そうなるとそこに入ってきた健常の子どもは、疎外感を感じながらもその状況を受け入れて我慢していることもたくさんあるでしょう。
我慢にも限界がある
「ちょっと待ってね」や「今回は我慢してね」は自閉症児のいる家庭ではよくあることかもしれません。
しかし、その分そのしわよせはきょうだい児が心で受け止めているのです。
きょうだい児は様々な状況を我慢して受け入れていくため、困った時も誰かに相談しようとせず、親に悩みを言いづらいという場合も多くなります。
手がかかる自閉症の子どもだけでなく、下の子はこの世に出てきた年数も違います。
お世話が手いっぱいになったとしても「一人でできるよね」ではなく「あとからお母さんと一緒にしようね」という寄り添う気持ちが大切です。
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きょうだいを育てる上で注意すること
自閉症の子どもがきょうだいにいる場合は、その子に手がかかりすぎるため、どうしても健常のきょうだいは後まわしになることもあります。
これは健常のきょうだいからすると「お母さんはあの子ばっかり可愛がっていてずるい、淋しい」とう気持ちになってしまいます。
それでも譲歩して、自分は2番手でよいとして待ち続けることが出来る我慢強い子がきょうだい児にはとても多いです。
自閉症の子どもと比べてみれば、健常の子どもは出来ることは圧倒的に多いです。
しかし母親の愛情が欲しい気持ちや、母親のそばに居たいという気持ちは同じか、自閉症の子どもよりもはるかに多いと思っても良いでしょう。
自閉症児のお世話をすることがどんなに大変な時期でも、健常児の子どもに対して、愛情と言葉はいつも届けてあげるスタンスでの子育てが必要です。
「あなたが大切な存在なのだ」と、伝え続ける
きょうだい児はいつもどこかに「淋しい」という気持ちがあります。
これは幼少期に「母親と十分接することが出来なかった」という思いから来ています。
そのような場面は成長してからもたびたび出てくるかもしれません。

そのたびに「お母さんはあなたのことが大好きだよ。大切な存在だよ。」ということを伝えて続けてあげて下さい。
我慢をするという子とは、報われていない心の問題も育ちます。
それを上回るほどの愛情をかけてあげて下さい。
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まとめ
うちもそうですが、どうしても自閉症を持つぴのちゃんに手がかかります。
その上、保育・家庭療育もあるで、お姉ちゃんからしたら、ぴのちゃんばっかり!!と何度も言われた事があります。
最近は必ずお姉ちゃんとある程度遊んでから、家庭療育を行う様にしています。
そうする事でお姉ちゃんも療育を手伝ってくれます。

我が家もまだまだ不安定なところです。
お姉ちゃんも色々我慢していると思います。
分かっているのですが、日中は仕事をしている私にはいっぱいいっぱいです。
私自身にもう少し余裕が必要ですね。